第40回 西日本学生ホッケー選手権大会


<男子Bプール展望>

男子Bプールでは、聖泉大学、京都大学、大阪大学の3校によるリーグ戦を行い、優勝校が決勝トーナメントに進出する。昨年の秋季リーグで創部初の1部昇格を果たし、今年も春リーグでは決勝トーナメントに出場し勢いに乗っている聖泉大学は主将のFW櫻井雄太(4年・岐阜各務野)を中心とした巧みなパスワーク、FB松本謙人(3年・門川)のフリックを武器にプール優勝を狙う。

 

一方、入替戦こそ勝利を逃したが今年の春リーグでは2部準優勝とこちらも勢いに乗っている京都大学は、MF上谷将司(4年・大阪星光)の個人技を活かしたゲームメイクと春季リーグ得点王に輝いたFB毛塚瑞紀(2年・学芸大附属)の強烈なフリックが見どころだ。

また、今年の春季リーグで主力であった4回生が引退した為に新たなメンバーで戦うことになった大阪大学は、FB山田祥太(2年・向陽)の安定感のある守備と、MF鶴田啓介(2年・大阪星光)によるゲームメイクでこれまでと違う、若さを活かした新しい阪大ホッケーを展開し勝利をめざす。

 

3校の中では、1部での経験を持つ聖泉大学がやはり有利だろうか。それとも、春リーグの勢いのまま京都大学や新チームとなった大阪大学が聖泉大学の決勝トーナメント進出を阻止するのか。今年はどのチームが予選を突破し、決勝トーナメントへの切符を手にするのか。いずれも白熱した試合展開が予想される。どの一戦も目が離せない。


<試合日程&結果>

 

日付 会場 時間 対戦相手 スコア  得点者  アシスト者 
8/23(木) 舞洲 12:50 大阪大学 14-0

市岡5,津田2

松本2,樋口2

迎1,片山1,齋藤1

佐伯6,中島2,

辻1,金丸1,松岡1,

津田1,齋藤1,小野木1

8/25(土) 舞洲 14:30 京都大学 8-0

津田4,松本2

服部1,樋口1

佐伯2,迎2,

樋口1,金丸1,

高田1,豊田1 

8/28(火) 舞洲 9:30 中京大学 7-1

 

 
8/31(金) 柊野 11:00

東海学院大学

0-4

   
9/2(日) 柊野 10:00 5位決定戦

 

2-1


<2012 西インカレ戦評価>

第1戦 8月23日(木) vs大阪大学 ○14-0

炎天下の中第三試合の聖泉大学vs大阪大学の試合が開始された。

試合は開始直後に動く、試合開始3分に#14迎が豪快にシュートを決める。流れに乗った聖泉大学が得点のあとにもう一点決め、完全に聖泉大学のペースとなる。そのあとも、フィールドゴールを中心とし、PCでも得点を挙げ、10対0で前半を折り返す。

このまま、流れに乗った聖泉大学が後半でも開始早々に決めると思われたが大阪大学もGKを中心として必死にゴールを守る。なかなか点が動かない聖泉大学だったが、PC取得すると#3松本がフリックで右上のゴールのネットを揺らしゴールとなる。そのあとも聖泉大学が得点を上げるが、大阪大学もなんとか一点を取ろうとカウンターからPCを取得するが、後半から入れ替わった#1杉田が大阪大学のゴールを許さない。そのあとも聖泉大学が得点を挙げ、14対0で試合が終了し、聖泉大学が初戦白星を飾った。

(文責:生駒 光)


第2戦 8月25日(土) vs京都大学 ○8-0

猛暑の中、西インカレ第2戦の京都大学との試合が舞洲で行われた。

前半、聖泉は、FWを中心に京都大に強いプレスをしかけるがシュートを打つことができない。しかし、前半16分、京大のミスから素早いリスータートからカウンターを仕掛け、#7服部がパスを受け冷静に得点を挙げる。その後も積極的に京都大を責める聖泉だが、京都大の厳しいDFに対応され得点チャンスを阻まれる。だが、前半26分#18樋口により絶妙なアシストを#19津田が決め2点目を奪った。更に前半30分には#18樋口が押し込み3-0とし前半を終了した。

後半に入ると開始早々にゴール前にいた#19津田が冷静に決めて4-0とする。その後京大はカウンターによりPCを得るが、GK#1杉田がファインセーブを見せ、聖泉DF陣の徹底したディフェンスにより得点に結びつけることができない。その後聖泉は追加点を決め5-0とする。さらに、後半51分にはPCから#3松本がフリックを決め6-0。6分後にはPCから見事なバリエーションから#14迎が確実に決め7-0とする。後半60分には、#19がこの日4点目となる得点をタッチシュートで決め8-0とし試合が終了した。

これで予選プール1位通過が決定し、決勝トーナメントに進むこととなった。

決勝トーナメント初戦の相手は中京大学。チームの勢いそのままに、しっかり闘って上位進出をめざしたい。

(文責:市岡 達也)


第3戦 8月28日(火) vs中京大学 ○7-1

快晴の中、西インカレ、男子決勝トーナメント1回戦が舞洲ホッケー場で行われた。

試合開始すぐに中京大学がPCを獲得し、MF#11谷がフリックシュートを決め先制する。このまま中京の流れで試合が進むかと思われたが、直後の7分に聖泉大学がPCを獲得し、FB#3松本がフリックシュートを決め試合を振り出しに戻した。その後、19分聖泉大学がFB#12豊田の打ちこみをMF#6金丸が絶妙なタッチで中京大学のゴールを奪い、聖泉大学が逆転に成功する。両者一歩も譲らぬ試合展開で前半が終了した。

後半も一進一退の攻防をするかと思われたが、聖泉大学が怒濤の攻撃を繰り広げ、MF#5小野木がこぼれ球を押し込み中京大学を突き放す。さらに聖泉大学はPCを獲得しFB#3松本のフリックシュートや様々なバリエーションにより得点を重ねていった。その後も聖泉大学は攻撃の手を緩めることなく、7-1で聖泉大学の勝利とし、決勝リーグ初戦を白星で飾った。

(文責:齋藤 颯)


第4戦 8月31日(水) vs東海学院大学 ●0-4

西インカレ準々決勝が快晴のもと柊野ホッケー場にて行われた。

試合開始直後、聖泉大はミスからボールを奪われると東海学院にそのままドリブルでサークル内まで運ばれ、PCを与えてしまう。前半2分、このPCを東海学院#11寺田がゴール左下に決め、東海学院が先制する。聖泉大もチャンスを作るがシュートを打てず互いに給水タイムに入る。後半25分には、東海学院のシュートをキーパーがセーブしクリアするが、このクリアボールをペナルティエリアの中央でカットされ、そのまま#11寺田がゴール左下に決めて0-2となる。聖泉大も後半終了間際にPCを得るが、決め切れず前半を0-2の東海学院リードで折り返す。

後半開始直後は聖泉大学ペースで何度もペナルティエリア内に入るが、これもシュートまでいけずにゴールには至らない。すると後半4分、東海学院がPCを得ると#11寺田がゴール右上に決めて0-3。ここで試合は東海学院ペースとなり聖泉大は守る時間帯が多くなる。後半20分聖泉大がペナルティエリア近くでボールを奪われると、そのままドリブルで進みシュートを打たれるが、キーパーがセーブ。しかしこぼれ球を#5鈴木がゴール左上に決めて0-4となる。聖泉大学も試合終了間際になりチャンスも増えシュートを打つも、キーパーの好セーブやポストに嫌われ、結果的にゴールを奪うことができないまま試合が終了した。

この結果、聖泉大学は9月2日(日)の5位決定戦にまわることとなり、関西学院大学と今季4度目となる対戦を迎える。

(文責:高田 昴平)


5位決定戦 9月2日(日) vs関西学院大学 ○2-1

今年幾度となく対戦している関西学院と5位をかけて戦うこととなった。

関西学院のセンターパスで試合が開始された。開始3分、聖泉がボールを奪いシュート。これを決め1-0とする。その後、聖泉は11分にPCをとるがこれは得点には至らない。対して関西学院は17分、PCをとる。しかしこれは聖泉ディフェンスに阻まれ得点には至らない。その後、激しい攻防が繰り広げられるが、26分、関西学院が立て続けにPCをとる。しかしこれを聖泉GKの#16大西が守り、関西学院に得点をあたえない。対して聖泉はカウンターからPCをとる。しかし関西学院がこれを守り1-0で前半を折り返す。

後半は開始から聖泉が攻めていたが得点には至らず、対して関西学院は44分PCをとる。しかし得点には至らない。対して聖泉は関西学院のディフェンスのすきをついて#19津田が得点を決め2-0とする。攻めたい関西学院は51分PCをとる。これを決め2-1の1点差にする。更に55分、再びPCをとる。しかしこれは枠をとらえることができず、得点には至らない。関西学院も攻めるが得点することができず2-1で聖泉が勝利した。

(MY HOCKEYより引用)